ペン型はんだごてを作った

USBはんだごてを買った

どこでも作業ができるように必要な工具一式を持ち歩いている。はんだ付け用に普通の100V仕様のはんだごてを入れているけれど、かさばるし100Vのコンセントが必要。それに外では本格的なはんだ付け作業はしないのでオーバースペックだなあと常々思っていた。


そこで、USB接続のはんだごて「goot(グット) USBはんだこて モバイルバッテリーでどこでも使用可能 MSD-5、1,782円」をAmazonで買ってみた。消費電力は、5V1Aの5W。電流計で測定すると0.92Aだった。こんな小電力でまともに使えるだろうか?

結構使えるが不満もある

ところが、どうしてどうして、結構使える。20から30秒で使用温度になり、電子部品、ヘッダーピンなどのはんだ付けは全く問題なし。さすがにターミナルなど大きめの部品は辛そうだが、十分以上に実用になる。電源OFFでの冷却も速い。これはいい。だが本格的に使おうと思うと不満が出てきた。

まず、太い。100Vのはんだごてと同程度に太い。本体をひねるとL字型に変形する構造だが不要。小電力なのにケーブルが結構太くて硬い。安物なのでバリが出ていたり接続部に段差があったり、微妙に曲がっていたり。要するに使い心地が悪くて面白くない。

改造できるか?

本体を開けてみるとスイッチとヒューズと通電表示のLEDがあるだけ。要するに5Vをコテ先に供給すればよい。コテ先は、ヒーターが組み込まれたボールペンの芯のような金属パイプで別売り品と交換できる。これなら改造は簡単だ。

ボールペンタイプに改造

コテ先がボールペンの芯だからボールペン型に改造。このときのために(笑)保存しておいた使用済みのボールペン(STAEDTLERだよ)の軸を使用。コテの金属パイプが若干細いので熱収縮チューブとカプトンテーブでしっくり嵌まる太さに調整。気に入らない電源ケーブルは、被覆が網掛けで柔らかく低抵抗で急速充電対応のUSBケーブルに交換。先端付近に通電を示すLEDも付けた。

完成

電源スイッチは省略。モバイルバッテリー使用が前提なので、バッテリー側のスイッチを使う。通電するとLEDが点灯する。写真のバッテリーは6500mAhなので、0.92Aなら7時間連続使用できる計算。写真のように平置きしてもコテ先が軽いので先端は机の表面から浮いている。

自画自賛

見た目はいかにも素人細工だけど、ペンのように扱えるから細かい作業が楽、ケーブルが柔らかいので取り回しも良い。スケルトン軸内で点灯する緑色のチップLEDも洒落てる感じ。狙い通りでごきげんだ。STAEDTLER stick 430M のロゴが握り心地を良くしているかも?

ちょっと心配なのは、コテ先の金属パイプが接触しているボールペン軸の先端部分。熱収縮チューブとカプトンテープを介して伝わる熱に耐えられるだろうか。コテの電力は高々5Wだから長さ約50mmの金属パイプで十分冷却されると期待し、しばらく使って様子を見よう。

Macintosh SE/30

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